森崎モーリーのだまらっしゃい

森崎モーリーのブログっぽい何か

デジモンアドベンチャーtri.を全て見終わってからのちょっとした感想。

 

デジモンアドベンチャー」1999年放送開始

 

当時の子供たちはもちろん僕みたいなちょっとドンピシャの世代とは違う世代の子供たちにも、大人になった元子供たちにも夢とか勇気とかいろんなものを与えてくれた素敵なアニメ作品。

そして、後に広がっていくデジモンシリーズの始まりの作品。

 

一応、デジモンアドベンチャーの物語をざっくりと紹介すると。

[主人公の八神太一含めた7人の小学生がひょんな事から現実世界からデジタルワールドという仮想世界に飛ばされてしまう。

そんな世界で謎の生命体デジタルモンスターと出会いそのデジモンと各々パートナーになる子供たち。途中その世界の謎の老人(?)からは選ばれし子供たちと呼ばれたりもして、謎の多いデジタルワールドから現実世界へ行く方法を探りつつ自分たちが何故選ばれし子供たちなのかも探っていく話。]

 

僕もそんな作品、シリーズのファンで続編の02や同じデジモンシリーズでドンピシャ世代だったセイバーズも見てたし、ゲームの方だとデジモンストーリーシリーズなんかも楽しんで来ました。

 

そしてデジモンアドベンチャーが放送されて15年が経った2014年アドベンチャーシリーズの続編となる新シリーズ「デジモンアドベンチャーtri.」の制作が発表されその時は非常に楽しみにしてた。

 

しかし選ばれし子供たち側の声優がまるっきり代わるってのが受け入れられずになかなか見れずにいた。実際作品自体の評価もそこまでいい反応があまり見れなかったのもあって余計に手が出なかった。

 

そこから5年経った今年、やっと見てみようかなと思えて来て全6章あるtri.を少しずつ見始めた。

そしてつい先日最後の6章を見終わり今回のブログでなるべくネタバレしない程度に思ったことを書いていこうかなと。

 

 

デジモンアドベンチャーtri.」全6章2015年から2018年まで順次公開開始

 

1999年小学生だった選ばれし子供たちの6年後彼らがそれぞれ高校生、中学生となった2005年に起きた物語を描いてる作品。2005年なんでガラケーがバリバリ使われてたりそういうとこでも時代を感じれるようになってた。

 

ストーリーにはそこまで詳しくは触れないのでまず懸念点だった選ばれし子供たち側の声優変更から。

 

・選ばれし子供たち側の声優変更について

 

単刀直入に言うと良かったし合ってました。

変わった声優達も全然その選ばれし子供たちのイメージと合ってる演技してた。

八神太一役の花江夏樹なんかは僕個人的なイメージだと選ばれし子供たちの中だと1番合わないんじゃないかと思ってたけども声優ってすげぇなと改めて思わされました。

 

その他の声優達も概ねイメージが合ってたと個人的には思いましたね。

 

・新キャラ「望月芽心」、新パートナーデジモン「メイクーモン」について

 

今作はとにかくこの1組に振り回される話。

このパートナーの成長とか葛藤とかがいろいろと大きく関わってくるんだが、基本的にはどの人とデジモンのパートナーもいい雰囲気なんで普段の時のパートナーとしてはとてもほんわかするし可愛い1組だったね。

 

・究極体への進化や進化シーンついて

 

デジモンの特徴の1つとして細かく進化していくというのがあるんだけども。(幼年期1→幼年期2→成長期→成熟期→完全体→究極体。その他にも特別な進化としてジョグレス進化やアーマー進化などある。)

デジモンアドベンチャーの本編だとパートナーデジモンは今までアグモンとガブモンだけが究極体まで進化してたけども今作では全員が究極体まで進化する。究極体へ初めて進化するまでのプロセスも各々でいろいろと違うけども終盤になるにつれて尺の都合なのかなんか軽くなってる感じがしてそこは物足りなかったかな。

 

子供の頃はそこまで気にしてなかったがデジモンシリーズのお約束的なしつこい進化シーンを今作でどう扱うかなと思ったけども一斉に多くのデジモンが進化する時なんかは画面分割して一斉に進化シーン見せててそういうとこは良いなと思った。

 

・物語の終わらせ方について

 

ここが特にこの作品の賛否両論別れてる原因のところだと思う。

細かいネタバレはしないけどもざっくり言えば"犠牲の上での"ハッピーエンド。

 

選ばれし子供たちが高校生や中学生といった思春期、大人になる少し手前の時期ということもあってそういう時期の少年少女らしい悩みとか葛藤とかそういうのも描いている作品でそういう心の描写も物語の終わりに関わってくる。

 

その結果"犠牲の上での"ハッピーエンドを選ばれし子供たちが選択することになるのだが、まぁこれ自体はそんなに問題ないとは思うけども、とにかく説明とか言葉とかいろいろと足りなかったかなと思う。

 

見てる側からするとなんかいろいろと起こってなんか終わってたって感じ。個人的には不完全燃焼な感じ。

 

 

デジモンアドベンチャーtri.僕個人としては全体的には悪くはなかったけども所々詰めが甘く感じたし、まだまだ回収出来てない伏線がいろいろとあると思うからここらへんは来年公開予定の新作劇場版で期待するところかな。

 

デジモンアドベンチャーは物語とかキャラクターとか音楽とかいろいろと僕の人生にとってかけがえのないものだしだからこそ続編作るなら作るでしっかりとしたものを作って欲しい。だからこそこういうブログも書きたくなったわけで。

 

作中の選ばれし子供たちのように画面の向こうから見てる僕らあの頃の子供たちも大人になって見えるものも違ってきたし悩みや葛藤も多い。

そんな僕達の夢や勇気や希望とかそんな存在でいつまでもい続けて欲しいなとデジモンアドベンチャーにはそう思うし、続編がどうなるか楽しみなような不安なようなそんなところです。