ベストソング2019
令和の最初の年もそろそろ終わりを迎えようとしてる今毎年恒例のベストソングのお時間です。
選考基準等について
・今回の選考曲は20曲
・なるべく1アーティストにつき1曲にするようにしてます。例外もある時はある。
・ブログの投稿日までにCD、または配信等で発売されてる。且つ、YouTubeでMVが投稿されてる曲。
・ボカロP、バーチャルアーティスト等のネット系のアーティストの楽曲は発売されるかどうかがアーティストによっては曖昧なところがあるので、それらに関してはブログの投稿日までにMVがYouTubeに投稿されてる曲も選考してます。
・曲順は毎年恒例で順位は付けずにそれっぽく順番付けてます。
今年の振り返りとかそういう話は後にしといて早速発表していきましょう。
・「火炎」女王蜂
和のテイストとEDMみたいなサビで歌わずサウンドで盛り上げる感じの熱い曲。
平成と令和、時代の変わり目にピッタリな楽曲なんじゃないかな。ボーカルのアヴちゃんの性別関係ないようなスタイルも今の時代らしいような。
2019年とにかく聴きまくったなぁってのが女王蜂。「デスコ」って曲で話題になってた頃には悪い意味でなんだ?このバンドと思ってたのだが、今聴くととてつもなくかっこいいんだなこれが。
ハマってしまうと抜け出せない、それが女王蜂。
・「スタンドバイミー」the peggies
the peggies 『スタンドバイミー』Music Video Short Ver.
2019年はとにかく女性ボーカルのアーティストばっかりにハマってたなと。そんな女性ボーカルブームが始まるきっかけのバンドの1つがthe peggies。
自分はガールズバンドを聴くことがそんなに無い。
一般的なガールズバンド特有の女の子のキラキラ感があんまり得意じゃないというか。
the peggiesにもそういう要素はあるのだが楽曲のポップさ、ふと見せるかっこよさが他のガールズバンドよりも響いて、細かいところはどうでもいいって感じ。
この曲はthe peggiesのかっこよさがほぼ全部詰まってんじゃないのかなって曲。
・「通り恋」indigo la End
indigo la End渾身のラブソング。彼らの奏でるラブソングはどれも魅力的なのだがこの曲ほど切ない曲はなかったかも。
川谷絵音の描く詩がとてつもなく綺麗でこの人ほんとにラブソング好きなんだなって改めて思った。
ほんと彼に偏見持ってる人は勿体ないなぁ…こんな曲をまともに聴けないんだから。
・「優しいあの子」スピッツ
朝ドラの主題歌となり話題になったスピッツの久しぶりのシングル。
サビがルルル~だけなのも中々面白いが、目を閉じればドラマの舞台でもある北海道の大地が見えてきそうな広大で爽快な雰囲気で聴いててとても気持ちいい。
今年はサブスク解禁もあったのでとにかくスピッツ聴きまくったなぁ。スピッツは聴けば聴くほど面白くなるからほんとに奥深い。
・「正義」ずっと真夜中でいいのに。
去年鮮烈なデビューを果たした謎多きユニットの2枚目のミニアルバムのリードナンバー。
サビの高揚感もそうだが綺麗なメロディにいろんな音が鳴ってるアレンジもとても気持ちいい。ボーカルのACAねの歌唱も相変わらずパワーがありモチベーション上げるならこの曲みたいなとこあった。
・「絶体絶命」Cö shu Nie
Cö shu Nie – 絶体絶命 (Official Video) / “約束のネバーランド” ED
東京喰種のOPで日の目を浴びジャンプの人気作「約束のネバーランド」のアニメのEDのこの曲でさらに飛躍したCö she Nie
約ネバのまさに絶体絶命な世界観に合った詩がボーカル中村未来の繊細で綺麗な歌声に乗るとまぁほんと臨場感凄い。
あとこのバンドの特徴でもあるベースがとてつもなく気持ちいい。ベース好きな人には特にたまらないと思う。
・「再会」はるまきごはん
個人的には今1番好きなボカロPはるまきごはん。彼の2作目にして最高傑作のアルバム「ネオドリームトラベラー」の後に最初にリリースされた今作。
はるまきごはんらしい幻想的で切なくも綺麗な曲がさらに進化し彼の描くMVの世界観も相まって心を震わされる素敵な作品になってる。
そして今作はミクの歌うバージョンだけじゃなくはるまきごはん本人の歌唱版もあって彼の歌唱もとてもこの世界観に合ってて気持ちいい。この作品と繋がってる「約束」という曲も最高ね。
Mrs. GREEN APPLE - インフェルノ(Inferno)
歳を重ねる度進化と勢いを増すバンドの久しぶりのアニメタイアップ。
人気漫画「ソウルイーター」の作者の最新作「炎炎ノ消防隊」のアニメのOP。
バンドとしても久しぶりにロックバンドしてるなって感じの曲でとても熱くかっこいい曲。さりげないホーンアレンジも効いててなかなかに気持ちいい。
・「紅蓮華」LiSA
LiSA 『紅蓮華』 -MUSiC CLiP YouTube EDIT ver.-
漫画、アニメ両方で2019年社会現象を巻き起こしてる「鬼滅の刃」のOP
LiSAとしては去年出したシングルの「ADAMAS」に続いてヘビーなサウンドも奏でつつ鬼滅の主人公、竈門炭治郎(かまど たんじろう)のように強くも優しいメロディ、歌詞となってる。
元々人気のあったLiSAだが鬼滅の刃の大ヒットの影響もあり紅白初出場を決めた。
・「Swinging Heart」鬼頭明里
鬼頭明里 10月16日(水)発売デビューシングル「Swinging Heart」のMV short.ver
前述の鬼滅の刃でヒロイン竈門禰豆子(かまど ねずこ)役を演じた鬼頭明里のアーティストデビュー曲。
デビュー曲らしい初々しくも勢いのあるような作品になってる。ロックテイスト強めな曲なのも好印象。
彼女の歌声が僕の好きなシンガーソングライターのさユりにちょっと似てて、むしろさユりよりいい歌声してる、歌声はね。
来年以降への期待も込めてベストソング入り。
・「original me(feat. dan reynolds of imagine dragons)」YUNGBLUD
YUNGBLUD - original me ft. dan reynolds of imagine dragons (Official Music Video)
イングランド出身のシンガーソングライターYUNGBLUDとアメリカの人気バンドImagine Dragonsのボーカル、ダン・レイノルズのコラボ作。
YUNGBLUDとダン・レイノルズの力強い歌声での歌唱は歌で殴りあってるかのような迫力がありとてつもなくかっこいい。
曲のアレンジも相まって最強にパワフル。こんなにパワフルな歌初めて聴いたからとても衝撃的だった。
・「Ludens」Bring Me The Horizon
Bring Me The Horizon - Ludens (Official Video)
イギリスの人気バンドの今年出たアルバム「amo」以降最初の新曲
元々はゴリゴリのデスコアバンドだったが年数を重ねる毎にどんどん変わっていって今ではバンドの枠に囚われないようないわゆるオルタナ系のバンドになってる。
「amo」がかなりバンド感の薄い作品だったから個人的には惜しいなって思ってたけども今作がバンドの音楽、電子音、デスコアいろんな要素があってこのバンドの総集編みたいな感じで面白く、かなり好印象。
・「そして花になる」花譜
僕の今年の音楽を語る上で欠かせない存在が花譜
日本のどこかにいる15歳のバーチャルシンガー。詳しい事は僕が記事にしたやつがあるのでそれを参考に、なるかわからないけど。
活動から一年足らずでバーチャルシンガーの中でもかなりの人気シンガーになった彼女。
そんな彼女の歌う理由やその背景、そういうものが生々しく描き出された今作。彼女を知るには持ってこいの曲だ。
アルバム「観測」を発売してついにアーティストデビューを迎えた彼女の今後がとても楽しみ。
・「死ぬとき死ねばいい」カンザキイオリ
前述の花譜の全ての楽曲を制作してるカンザキイオリの新曲
花譜のアルバム「観測」のリリースで一段落したタイミングでリリースされた今作はこれまでの彼らしく生死について生々しくも詩的でもあるような歌い回し。重い過去を背負う彼だからこそ紡ぎ出せる言葉にのるアレンジがレーベルに所属したからかかなり本格的になっててスケールの大きな出来になってる。
今作は彼が過去に出した「あの夏が飽和する」という曲の続編みたいな曲なのだがその曲のセルフライナーノーツを読んで聴くとかなりこの世界観に入り込めると思うのでそちらも良ければ。
・「Life is tasty!」燦鳥ノム
花譜から始まった個人的なバーチャルシンガーへの興味がブームへと広がっていくきっかけになったのが燦鳥(さんとり)ノム。名前の通り飲料水等で有名なサントリーの公式V-Tuber
バリバリの企業案件ではあるのだがゴリゴリにサントリーの商品宣伝してるわけでもなくゲーム実況やミュージックビデオの中でさり気なく宣伝してる。
彼女の歌声はとてもおおらかで優しい雰囲気で正直言ってめちゃくちゃ歌上手い。そんな彼女の歌声を活かしたのは楽曲、小説、アニメ等マルチに展開してるカゲロウプロジェクトで有名なじん。僕も彼の作品に影響受けてる1人だが彼のポップセンスが遺憾なく発揮されててとても気持ちのいい曲になってる。
・「T.A.O.」洛天依(ルォテンイ)
洛天依(Luo Tianyi)/ T.A.O. -music video-
こちらも前述のじんが楽曲提供した曲だ。この曲は中国語ボーカロイド歌手の洛天依(ルォテンイ)の日本デビュー曲として描かれた。
よく中国四千年の歴史とかいうのを聞いたりするけどまさに歴史を感じる広大かつ川の流れのようにゆるやかで綺麗な曲。一応ボーカロイドの彼女だがとても綺麗に歌唱調教されててサビの歌唱にはとにかく感動した。
やっぱり今年も凄いもの見せてくれたKing Gnu
この曲はスタジアム映えしそうなとてもスケールの大きな曲。彼らも多分それを意識し自分らもいずれはスタジアムライブを、と言わんばかりの出来。
今年1番の盛り上がりを見せたラグビーワールドカップでもスタジアムで流されたりとKing Gnuの思惑通りとなっている。
同じく今年リリースされた「白日」のヒットもあり初めての紅白出場を決めた。
・「馬と鹿」米津玄師
間違いなく今1番勢いと実力のあるアーティスト米津玄師。こちらもラグビーを題材としたドラマの主題歌に起用されたのもあり今年のラグビーブームを共に盛り上げたナンバー。
彼にしては珍しいスポーツを題材とした曲。Lemonにパプリカと大ヒット曲をリリースした後にどんなアルバム出すんだろうかと来年以降とても楽しみだ。
・「夜に駆ける」YOASOBI
YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video
ボカロPのAyaseとシンガーソングライター幾田りらとしても活動するikuraの2人によるユニットの最初のナンバー。monogatary.comというサイトで実施されていた「モノコン2019」内の「ソニーミュージック賞」で大賞に輝いた物語を楽曲化するために結成されたユニットで今回の「夜に駆ける」は「タナトスの誘惑(星野舞夜 著)」を原作としてる。
こちらの物語を読んで聴くと更に楽しめるので良ければ是非。
原作の内容と反比例するようにどこか幸せでポップなテイストになってる。なかなかこういう感性はないなと驚いてどっぷりハマってしまった。
・「Touch off」UVERworld
UVERworld 『Touch off』Short Ver.
先日僕も行ってきたバンドとしての目標でもあった東京ドームでの男祭り(男性限定ライブ)を見事に成功させUVERworldとしての第2章を始めようとしてる彼ら。
今作は大人気コミック「約束のネバーランド」のアニメのOPとなっている。鬼という化け物の住まう世界からの脱獄を描いた原作に沿ったフレーズが目立つし何よりライブ映えする、絶対に盛り上がる。
曲の最後にボーカルのTAKUYA∞の熱苦しいほどに熱い語りがあり(本来はこの語りは無かった模様)彼らとしても珍しいナンバーになってる。
今年リリースされた彼らの最高傑作アルバム「UNSER」の曲はどれもそうだが電子音のアレンジが絶妙なバランスで散りばめられてて長年彼らが描こうとしてた作風がやっと形になってきた感じ。
新しい時代に足跡をつけた彼らの第2章がとても楽しみだ。
というわけで今年のベストソングはこんな感じになりました。
他にも選びたい曲はいろいろあったんですけど最終的にはこの20曲に落ち着きました。
僕の今年の傾向としては女性ボーカルのアーティストの曲を聴く時間が多かったなと。ベストソングに限っても去年が20組中5組に対して今年が20組中9組とおよそ半数占めてる。
あとアニメタイアップも多いね、アニメヲタクだわ。
来年はどんなアーティストと、どんな曲と出会えるかな?今年と同じようになるかもだし全然違う感じになるかもだし、とにもかくにも楽しみですね。
あくまで自己満足なブログなんで低クオリティですけど気になった曲を聴いてみてもらえたら嬉しいです。
読んでくれたみなさんのベストソングも気になりますね。
2020年も素敵な曲たちに沢山出会える事を願ってます。