森崎モーリーのだまらっしゃい

森崎モーリーのブログっぽい何か

花譜についてのちょっとした思い。

 

バーチャルシンガーってご存知ですか?

 

二次元のキャラクターに生身の人間の声や動きを宿した存在。アニメのキャラクターがもっと自由になった感じと言ったらわかりやすいのかな?(多分どのみち分かりづらい)

 

バーチャルシンガーと一言で言ってもいろいろとタイプがあって、YouTuberみたいな感じに動画投稿しつつ歌も歌う人だったり、歌に特化した人だったり。

 

今回触れる「花譜」というバーチャルシンガーは後者だ。

 

花譜に出会う前はバーチャルシンガーなんて全く聴いてなかったし知ってるにしてもキズナアイくらいかなって感じだった。

 

何故、そんなバーチャルシンガーに興味も特になかった自分が彼女に魅了されたのか。

理由はいろいろとあるんだけども大きく3つ程書いていこうか。

 

 

1. 天性の少女性

 

彼女の特徴の一つ、どこにでも居そうな少女性。どこにでも居そうなと簡単に言ってもこれが逆に難しいと思う。普通って普通には出来ないと僕は思う。

精神的なところだったり可愛いのさじ加減だったり。紛うことなき彼女は等身大の15歳の少女だった。

彼女はバーチャルシンガーの中では珍しくキャラクターを演じてない、まさに等身大だね。

 

下積みも特に無かった彼女をこのプロジェクトの運営が奇跡的に見つけたのもあるのか、余計に彼女の純粋な濃度の高い少女性がこの世界に

抽出されたのかな。もちろん彼女自身の才能もあるんだけどさ。

 

いろんなモノがSNSなんかで簡単に世の中に出てくる現代だからこそ「花譜」は産まれた。だからこそ僕は彼女に出会えた。

 

 

2. 歌について

 

彼女の歌声は独特な雰囲気を持ってると思う。歌声は普通に良いし、可愛いんだけどもどこか不安定で不規則で未完成な感じ。

でも完成されてないからこそ彼女の歌声には可能性を感じるし、どこか欠けているからこそ惹かれるのだと思う。

 

そんな彼女の曲は全部1人のアーティストが今のところは作ってる。

「カンザキイオリ」ボカロPとして代表曲「命に嫌われている」を持つ若いアーティスト。

 

僕はボカロ系のアーティストはよく聴いてて彼の曲ももちろん聴いたことはあったんだけども第一印象は劣化版amazarashi

正直そこまで惹かれては無かった。

 

日々の生活の苦しみや悲しみや怒りそんなものをぶつけてくるようなそんなアーティストなのだが、その印象もあって花譜の楽曲提供をカンザキイオリが担当してるのを知った時は「え?ほんとにこの人?」って正直思った。

 

出会いとは不思議なもので花譜に出会ってからは彼の曲の印象も受け取り方も変わったし音楽って難しいものだなと心から思った。

 

 

3. 支える人達

 

彼女の運営が所々で彼女への思いを赤裸々に語っていたりするのだが。この記事を見てもらえると手っ取り早いね。

 

ここまで公に語れる運営もなかなか無いよね。

この運営の他にもカンザキイオリ含めたいろいろなクリエイターの思いがそれぞれ熱くて、このプロジェクトの熱量が唯一無二なところにあるなと思いそういう面でも魅力的だ。

 

 

他にもいろいろと語ろうと思えば語れるんだが今回出た「観測」というアルバムを聴いてからいち早く何か思いを言葉にしたいなと思い今回殴り書きみたいな感じでブログを書いた。だからいつも以上にいろいろと至らないクソ記事だと思います。

 

彼女の魅力はとてつもないし、何か大きなものを動かす可能性を持っていると僕は勝手に思ってる。「観測」以降どんな彼女を見れるのか、アルバムの特典の「御伽噺」のような女優「花譜」も見れていくのかもだし、今まで通り等身大な少女の姿、それらとは全く違ったものも見れるのかも。

 

これからいろんなことがあるだろうけども不可解で未完成な彼女の今後が明るいものであることをどこにでも居そうないち観測者が祈っています。